2011年10月28日金曜日

㈱シスプロ取扱いのタイムバリュー

時刻登録の方法として3種類用意されています。
1.PC画面から時刻を入力
2.携帯電話画面から時刻を入力
3.フェリカカード(ICカード)を登録: カードリーダーが必要になります。

3以外は時刻を記入することになります。3についてはカードを読み込ませた時刻=カード登録時刻=タイムカードの打刻
になります。

いわゆるタイムレコーダーを利用しないシステムに仕上がっているわけです。元タイムレコーダー製造業者にとっては寂しい限りであります。そもそも植木等を知らない世代が増えすぎた結果でしょうか。

いささか話は逸れますが、あの底抜けの愉快さは 何だったんだろうとふと考え込んでしまいました。すべてが右肩上がりに拡大、増大、強化、展開していく時代の風景をなんの屈託もなく共有できたからなのでしょうね。ほんとに良い時代でしたし、そんな時代を経験できたことにぼくはおおいに感謝しています。ほんとのはなし、息子にも少し味見して欲しかったんですがね・・・。

さて、どんなシーンでこのシステムが利用できるのでしょうか?少なくとも製造業には無理でしょうね。ポイントは二つあります。
1.シスプロ社自身、いわゆる口入稼業=人材派遣業で成功しておられるようです。自社用に開発されたものが多分ベースになっていると思われること。
2.分散管理に適しているように思われること。

いずれもソフトウエアの強みと共通します。

個人へのフィードバック機能が整備されています。
今は昔、初めて磁気カードリーダーを組込んだタイムレコーダーを開発したのですが、およそ30年前です、結局ジャーナルプリンターを積載することになってしまい、これがまたメカニズムを大きくしたために、初期の開発目的がどこかへ行ってしまった記憶があります。それほどにタイムカード(一般的なタイムレコーダーと一緒に利用する印字用紙ですよね)の代替にはコストが掛かります。

このシステムもPCと携帯にフィードバックする機能が組込まれています。PCへのデータ伝送はともかく、携帯電話へのフィードバックではインターネット接続が必要になるでしょうから、そのコストはどちらの負担になるんでしょうかね?社員、それとも会社側?コストアップ要因です。

集計値はごく常識的な範囲ですから、この種のオンライン対応勤怠システムを初めて導入するときに、これまでの些細な対応をすべてなしにしてしまいたい、と言う場合には有効でしょう。いかに、サイトにも掲載されている各種画面を一覧しておきましょう。コメントを付けておきましたのでご参考に。

A. データ入力画面


PC用入退場時刻登録画面





携帯電話用入退場時刻登録画面





B. 各種集計値の表示画面


(a) 個人への勤怠データフィードバック画面 - PC -





(b) 個人への勤怠データフィードバック画面 - 携帯電話 -





(c) 指定期間集計画面 - PC -


特定の期間の勤怠情報の集計も、リアルタイムで行えます。勤務管理の見える化が進むので、人事生産性の管理・向上にも役立ちます。




(d) 未完了勤務者一覧表画面 - PC -


「打刻忘れ」等の未完了の勤怠情報が、リアルタイムで確認できます。





その他詳細はシスプロ社のページでご覧ください。こちらへどうぞ!いえ、別にアフィリエイトしてるわけではありません。同様のソフトウエアを開発しようと検討中でありました、そのお勉強ついでに、せっかくの情報ですから、皆さまにも無料でさし上げています。

おっと、これも申し上げておきましょう。同社のウェブページはとてもよくできています。個性がないのが難点といえば難点ですが、それを望んではいけないのでしょうね。きっとよいプランナーが在籍されていることと思います。余計なお世話?はい、確かに・・・。

まとめると?うーん、こぎれいにまとまっているソフトウエアと申し上げておきましょう。かつては労組の力が強かったため、さまざまな妥協が生まれました。そんな時代が日本にもう一度やってくるのは多分文明が地球を一巡する、西暦2325年ごろになるんでしょうかね。もっとも日本が沈没せずに残っていればの話ですが。

2011年10月13日木曜日

ベクターの無料勤怠ソフト -その1

やはりタイムカード・イメージなんですね。確かに分かりやすい。このソフトもとても分かりやすいソフトです。

  1. こちらのダウンロードアドレスからZIPファイルを入手。解凍します。


  2. 「勤怠表forエクセル2003」を開くと下図が表示されます。





  3. ブックはつぎのように構成されています。
    「勤怠表forエクセル2003」

       
    1. 入力シート(上記の画像イメージはこのシート)
       
    2. 出力シート(下記の画像イメージ)
       
    3. 本プログラムの使い方
       
    4. 作業領域


  4. 出力シートは下図のとおりです。


    画像が小さくなっているので読めませんが、横軸が集計項目になっています。
    左から右へ読んでいくと次ぎのとおりになります。

    1. (平日扱い・振替日)時間内

    2. 普通残業

    3. 深夜残業

    4. (土日祝日・特別休暇中の出勤)普通残業

    5. 普通残業

    6. 深夜残業

    7. 病欠日数

    8. 欠勤日数

    9. 振替日数

    10. 代休日数

    11. 有給消化

    12. "有給残

    13. 特別休暇

    14. 遅刻回数

    15. 早退回数




というわけで、一人分の勤怠状況をPCに詰め込んでおくために有効なソフトウエアです。個人営業で時間あたりのチャージをする人たちには有効です。それをいうなら、ここでは無視した同じベクターで無料入手できる勤怠くんの方が使い勝手はよろしいようです。PC立上、再起動、ログオフの時刻を自動的に拾ってくれます。

このソフトは始業、終業時刻、休憩時間を設定しておいて、時間計算するので時刻の入力が必要になります。ぼくはエクセルマクロに詳しくないので間違っているかもしれませんが、こんな使い方ができるのかもしれません。

  1. 自社LANの共有ファイル設定をして、各個人ごとに自分のファイルにアクセスさせる。
  2. 出勤/退勤の都度アクセスして時刻を登録する=タイムレコーダー打刻として扱う
  3. 人事担当者は「出力ファイル」を集めてきて毎週あるいは月に2回ぐらい部署別の集計を実施する。(このときエクセルのマクロで自分のファイルに自動的に集計を創るようなマクロを組めるのかどうか、ぼくはやったことがないので分かりません。だめならコピペで集めてきて加算すればよいでしょう)
  4. これでも基本が正社員ばかりで、パートが1割ぐらいいて、月給制であれば50人程度までなら管理できると思います。
  5. なお作者は改訂版をアップする気持はないようなので、いじる場合には必ずコピーを創っておいてください。
  6. もちろん、ぼくもあなたの作業を知りようがないので、上記の方法が実際に適用可能かどうか責任をもって発言しているわけではありません。悪しからず。

以上で第一回を終了します。次回をお楽しみに。
えっ?お前作れよ、とおっしゃってます?それほど遠くない時期に低価格のクラウド勤怠管理を発表しようと考えていますので、よろしくお願いします。