1.PC画面から時刻を入力
2.携帯電話画面から時刻を入力
3.フェリカカード(ICカード)を登録: カードリーダーが必要になります。
3以外は時刻を記入することになります。3についてはカードを読み込ませた時刻=カード登録時刻=タイムカードの打刻
になります。
いわゆるタイムレコーダーを利用しないシステムに仕上がっているわけです。元タイムレコーダー製造業者にとっては寂しい限りであります。そもそも植木等を知らない世代が増えすぎた結果でしょうか。
いささか話は逸れますが、あの底抜けの愉快さは 何だったんだろうとふと考え込んでしまいました。すべてが右肩上がりに拡大、増大、強化、展開していく時代の風景をなんの屈託もなく共有できたからなのでしょうね。ほんとに良い時代でしたし、そんな時代を経験できたことにぼくはおおいに感謝しています。ほんとのはなし、息子にも少し味見して欲しかったんですがね・・・。
さて、どんなシーンでこのシステムが利用できるのでしょうか?少なくとも製造業には無理でしょうね。ポイントは二つあります。
1.シスプロ社自身、いわゆる口入稼業=人材派遣業で成功しておられるようです。自社用に開発されたものが多分ベースになっていると思われること。
2.分散管理に適しているように思われること。
いずれもソフトウエアの強みと共通します。
個人へのフィードバック機能が整備されています。
今は昔、初めて磁気カードリーダーを組込んだタイムレコーダーを開発したのですが、およそ30年前です、結局ジャーナルプリンターを積載することになってしまい、これがまたメカニズムを大きくしたために、初期の開発目的がどこかへ行ってしまった記憶があります。それほどにタイムカード(一般的なタイムレコーダーと一緒に利用する印字用紙ですよね)の代替にはコストが掛かります。
このシステムもPCと携帯にフィードバックする機能が組込まれています。PCへのデータ伝送はともかく、携帯電話へのフィードバックではインターネット接続が必要になるでしょうから、そのコストはどちらの負担になるんでしょうかね?社員、それとも会社側?コストアップ要因です。
集計値はごく常識的な範囲ですから、この種のオンライン対応勤怠システムを初めて導入するときに、これまでの些細な対応をすべてなしにしてしまいたい、と言う場合には有効でしょう。いかに、サイトにも掲載されている各種画面を一覧しておきましょう。コメントを付けておきましたのでご参考に。
A. データ入力画面
PC用入退場時刻登録画面
携帯電話用入退場時刻登録画面
B. 各種集計値の表示画面
(a) 個人への勤怠データフィードバック画面 - PC -
(b) 個人への勤怠データフィードバック画面 - 携帯電話 -
(c) 指定期間集計画面 - PC -
特定の期間の勤怠情報の集計も、リアルタイムで行えます。勤務管理の見える化が進むので、人事生産性の管理・向上にも役立ちます。
(d) 未完了勤務者一覧表画面 - PC -
「打刻忘れ」等の未完了の勤怠情報が、リアルタイムで確認できます。
その他詳細はシスプロ社のページでご覧ください。こちらへどうぞ!いえ、別にアフィリエイトしてるわけではありません。同様のソフトウエアを開発しようと検討中でありました、そのお勉強ついでに、せっかくの情報ですから、皆さまにも無料でさし上げています。
おっと、これも申し上げておきましょう。同社のウェブページはとてもよくできています。個性がないのが難点といえば難点ですが、それを望んではいけないのでしょうね。きっとよいプランナーが在籍されていることと思います。余計なお世話?はい、確かに・・・。
まとめると?うーん、こぎれいにまとまっているソフトウエアと申し上げておきましょう。かつては労組の力が強かったため、さまざまな妥協が生まれました。そんな時代が日本にもう一度やってくるのは多分文明が地球を一巡する、西暦2325年ごろになるんでしょうかね。もっとも日本が沈没せずに残っていればの話ですが。