2012年1月21日土曜日

TR-515と最大の実績数を誇る勤労の獅子

この勤労の獅子こそこの場で取り上げたかったソフトウエアであります。なぜかというと、こちらのICカードを使うタイムレコーダーとの実績が一番多いのはこのソフトウエアであるからです。もう10年ほど前になりますか、ソルクシーズの名前で出ていた頃、タイムレコーダーをポケットに入れて、と言うといささか語弊がありますが、まぁ昔のメカ式TR(TRとはタイムレコーダーの略式表記法です、為念)と比べれば本当にそういう感じなのです。

ここでお得意の昔語りを一席におよぶならば、ニッポーがアマノに先駆けて3万円を切るTRを
発売したのは1960年代中葉でありました。シンクロナスモーターという、一分間に一回転するモーターを動力にして、歯車やらギアやらを利用し、時計と印字欄を駆動する機械を作り出しました。

3万円と言うのは、その当時の償却限度額であったのです。その重さたるやおよそ5kg、いやもっとあったかもしれません。5kgと聞いてもさほどの事はありませんよね。ところがぎっちょん、当時は営業が車に乗っているわけではなく、都電に乗ったり歩いたり、で売り込みです。となればもうやんなっちゃうんですよ、半日もするとね。

獅子はとても念の入ったシステムになっています。まぁ詳細はウェブサイトでご覧いただくとして、なにが「念の入った」といわせるかというと、出力帳票がほぼ無制限なのです。それと計画管理ができる点にあります。

計画管理とはなにかというと、シフト勤務をローテーションを組んで回す、などというときにA組は月曜日の9時から4時、その次を受け持つのが、今週はF組で11時まで、次ぎはB組が受け持つ、みたいな勤務体系はただTRの打刻ですべてが終わるという管理はできません。

計画との照合が必要になりますよね。どこがそんな勤務形態をとっているか、もうお察しと思いますが病院、ホテル、警備保障、小売店でもこの頃の大規模店舗は早朝開店、深夜直前まで営業していますから、当然シフト勤務になります。

で、ぼくも販売している日本エクセルのICカードを使うTR、TR515シリーズの小ささが、こういった営業形態の場所には合うんですね。そうです、邪魔になりません。で、ぼくの担当した範囲でも関西地区の某阪急ホテルや、関東の某病院済世会にソフトウエアと一緒に入っています。

ただぼくが気に入らない点が一つだけありまして、PCを利用することに熱心なあまり、細かいデータ分析に走りすぎるきらいがあると感じているのです。確かにソフトなんてぇやつは一旦作っちまえば、ソフトウエア担当の手が空いてしまうので、毎年何がしかの改訂をしていかないとただ給料を払うことになっちまいます。ので、徐々に徐々に細かくなっていくのは仕方がないのでしょうか。まぁ官僚仕事と一緒なのです。

ユーザーが使いこなせそうもない詳細が実現されても本来は喜ぶ人など誰もいないのですが、幸か不幸かPCの速度とメモリーがとてつもなく大きくなっている現在、何のストレスもなくシステムは動いてしまいます。これが問題なのかもしれません。

最後にその特徴を一覧しておきましょう。

  1. 勤務計画(スケジューリング)機能


    • 部署別999通りの勤務シフト登録が可能 (ほら、これなんか典型です。999通りもシフトのある企業何てぇのは逆におかしいのです。でもご理解ください。ソフトウエア販売に必要なセールストークなんですから。)

    • 個人ごとにスケジュール/カレンダーからの選択が可能

    • ロング/ショートシフトの設定が可能


    打刻データ取込機能


    • Web対応 『電網の獅子』&専用端末 TR515(非接触ICカード対応)/MTR-I(マイフェア)/TE500(マイフェア・フェリカ)から通信による自動取込が可能。(すなわちオンライン方のTRシステムである、と言っています。)


  2. 勤怠データ管理機能


    • 打刻時間の管理は、予定出退勤/実出退勤/確定出退勤の3種に対応

    • 予定型/実打刻型の選択は個人ごとの設定が可能 (設定するのはユーザーですから、シフト勤務自体を上手に設計しておかねばなりません。)

    • 勤怠データのチェック/修正/日々承認/集計を同一画面で操作可能

    • 勤務管理は1日48Hまで連続処理が可能 (この機能はごく普通の製造業でも役に立ちます。深夜残業や徹夜勤務への対応が楽になります。)

    • 計画と実績の対比チェックによる就業実態管理が可能(ここのところが売りなのですよ)

    • 残業計算は時間帯型/超過時間型の選択が可能

    • 休憩時間は時間帯型/労働時間数型/併用の選択が可能

    • 1か月単位変形労働時間制に対応

    • フレックス制に完全対応 (フレックスもいつの間にかごく普通の勤務体系になりました)

    • 年次有給休暇(年休・有休)/公休/積有休の自動付与/消化/繰越管理が可能

    • 勤怠管理項目の計算式&出力項目&出力順を自由に設定可能

    • シフト(勤務区分)や個人情報を条件とした集計も可能

    • 汎用月次集計(例:月度内の遅刻3回で欠勤1回など)にも対応

    • ひと目でわかるデータ修正候補

    • 日別&月次丸め(端数処理)機能を強化

    • 運用フロー違反へのリカバリー機能を強化

    • ⇒勤怠管理がより簡単に

    • 特種手当の計算を給与ソフト前に事前処理が可能

    • セクション/グループ/管理職別のパスワード設定が可能

    • 弁当管理機能を標準で装備

    • 週次による残業時間、実労働時間のチェックが可能

    • 2~4勤までの同日複数勤務も管理可能



  3. データ/帳表出力機能

    • 現在お使いの給与PKGソフトとのデータ連結を保証



連結実績のある主な給与ソフト
モデル名 |   制作、販売会社名

  1. SSSuperStream          PR+ エス・エス・ジェイ株式会社

  2. 給与応援          エプソン販売株式会社

  3. 給与大臣          応研株式会社

  4. SMILEαAD 給与管理      株式会社大塚商会

  5. OBIC7ex           株式会社オービック

  6. 給与奉行           株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)

  7. CBMS人事給与       株式会社クレオ

  8. Generalist          東芝ソリューション株式会社

  9. PCA給与計算シリーズ      ピー・シー・エー株式会社(PCA)

  10. Hi-Per給与 株式会社      日立中国ソリューションズ(HCU)

  11. 給与指南 株式会社      三菱電機ビジネスシステム

  12. MJSLINK給与大将      株式会社ミロク情報サービス(MJS)
    (抜粋:メーカー五十音順 敬称略)

  13. 勤怠システム側の設定等により、上記以外の給与ソフトも対応可能です。
    詳しくはお問い合わせ下さい。



  • 給与用データ項目の計算式&出力項目&出力順を自由に設定可能

  • ⇒給与ソフトへのデータ連動性が飛躍的に向上

  • 豊富な集計帳表/分析帳表の出力が可能




主な出力帳表

  1. 日報 月報

    · 勤務個人表 · 勤務日報 · 打刻エラーリスト· 修正チェックリスト· 事由一覧表· 遅刻早退者リスト· 有給休暇消化者リスト· 欠勤者リスト· 勤務一覧表· 勤務予定個人表 · 就労状況報告書 · 勤務集計表 · 複数月勤務個人表 · 複数月勤務集計表 · 年次有給休暇証


  2. 帳表タイトル、出力(集計)項目、および出力順を 自由に追加&変更できます。
    例えば... ・残業時間数一覧表 ・手当発生回数一覧表 などを作成し、出力することができます。


  3. 帳表の計算式&出力項目&出力順を自由に設定可能

  4. 日次&月次データ出力項目の計算式&出力項目&出力順を自由に設定可能

  5. 全管理帳表をEXCELファイルとして保存可能



  • (5)オプション機能


    • 時給管理機能として支給金額を集計出力可能

    • 食事管理機能として最大4食×8メニュー+サイド5メニューに対応 (これも以外に便利な機能で、昼食代金を給与控除したり、会社側が昼食代金を補助する場合に役立ちます。)

    • 統計管理機能として任意の期間の勤怠統計情報を出力可能


    ねっ?こりゃ凄げぇーでしょ?
    ぜひTR-515と一緒にご利用ください。はい?もちろんぼく宛に電話していただけば大急ぎでデモに駆けつけます。
    090-2656-9313 いのうえ宛。